ジジイのたわ言 日頃思う事、感じた事を書いています。四寺廻廊

四寺廻廊 ジジイのたわ言

  • 宮脇書店の帰り、かな泉のうどん店に寄った。
    紺屋町商店街の裏にあるこの店は市内のうどん店と同じセルフサービス店だが、 なにより、この老舗のお店は値段が安く店が小ぎれいだ。
    味はどうだと聞かれたら正直まずくは無い。としか俺には答えられない。
    何故なら、生活風土の違いから普段から多めに塩を取り込んで生活している俺ら東北人は、 十分塩分が効いた中で食材の旨味を確かめている。「濃い塩味」と「旨い」は切っても切れない物なのだ。
    他方うどん県の人たちは、塩分を控えめにして食材の旨味で「美味しい」を判断する。 なので俺などは、味を確かめる前に、丼の汁の色を見て、しょっぱそうだ、イコール「旨い」を判断してしまう。
    この視覚で大方の旨いを判断する。
    だから讃岐のうどんを初めて食べようと丼を覗いて「うう~ん。。」と唸ってしまった。

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    綺麗に澄み切った茶色の汁は、気の抜けたスープにしか映らず。
    「ええー不味そう~」が、第一印象だ。
    だし汁を飲むとイリコ、昆布出汁が効いている。すごく効いている。いいんだが俺に言わせると、ただそれだけなのだ。 塩味がない。だからパンチが効いてない。
    旨くないんだ。
    それを云うと、必ずバカにされた。東北人はこの上品さが分からん。
    粗野な、がさつな、芋だ、イナカッペだと。
    さらには、素材のダシの旨味が一番で、塩味は二の次だ。だいたい旨いを表現するのに「しょっぱい、甘い」の言葉は可笑しい。 旨味は素材から出るのであって塩からは出ない。
    とは云え、塩味の物足りなさは、この歳になっても消えない。我が家で食べる真っ黒な醤油の汁の中、うどんを、 すするのは無常の喜びだ。
    東北地方に、この関西風のうどん店が根付かないのは、真っ黒な醤油としょっぱい塩味が無いからだと今でも思っている。 それが証拠に、近隣の店で食べる中華そばや日本そばの出汁は真っ黒だ。 しょっぱそうが=美味しそうで、見ただけでヨダレがでる。
    寒い~北国に住んだことがないヤツには所詮分からん事だ。

    ー次へー
    [四寺廻廊] 2018.4.15


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