奉拝 中尊寺 四寺廻廊

散策 中尊寺(1)

  • 本年、春、中尊寺本堂の新本尊・丈六釈迦如来坐像(じょうろくしゃかぎょらい)の開眼法要が営まれました。
    丈六の釈迦如来像は、藤原清衡が寺堂を建立するに当たり最初に安置されたとされた本尊で鎌倉時代末期の大火で失われたとの事で今回の釈迦如来像の造立は、 一山僧侶の宿願だったとか。
    新本尊はヒノキの寄せ木造り、高さ約2・7メートルで、台座、 光背を合わせると約5メートルあまりで本堂の外から見てもでかいです。
    京都の仏像彫刻家坪田最有さん(56)が一年余り掛けて製作したとの事で 「岩手は東日本大震災で甚大な被害を受けた。多くの人が手を合わせこれから長期間にわたって心の 支えとなるような仏像であって欲しい。」と述べていました。
    子々孫々まで人々から敬われるであろう新本尊。
    後世に残る仕事。
    手がけた仏師にとっては、晴れがましいことに違いありません。
    食うためにだけ働いていた私とは違い自己実現の延長線上にある仕事である仏像の制作は、 日々それを確認しながらの作業であり、人生を賭けるに値する仕事であったでしょう。
    テレビに映った彼の横顔は、やり終えた安ど感と自信に充ち溢れていました。
    それを見て素直に羨ましく思いました。。。
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    他方、仏師は胸を張って人様に云えるような山あり谷ありの波乱の人生でもなく。
    徐々に、思い描いた線路から、はずれて行くのを自覚しながら生活して来た日々はあえて真摯に向き合うこともせず、 かといって勇気を出してその線路から乗り換えようと立ち止まる事も無く、日々の生活の中でノミ・ カナズチ片手に訂正、修正、更には、そぎ落としての堕落の日々でした。(笑)
    出来る事なら今一度やり直したいと新ご本尊に手を合わせましたが、
    もう後の無い仏師に、
    「・・・既に遅しだ」、、、と、オードリー春日似の弁
    有難いお言葉をいただき本堂を後にしました。。。。。。(合掌)

    2013.8.22.

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