立石寺(山寺)と円仁 四寺廻廊

立石寺と慈覚大師円仁

  • 立石寺の創建について、寺伝では貞観2年(860年)に清和天皇の勅命で円仁(慈攪大師)が開山したとされています。
    根本中堂のご本尊薬師如来座像は円仁作であるとか、立石寺を開くにあたり円仁がこの地の有力者、 磐司磐三郎と石の上で対面した巨石とか、円仁が雨宿りしたとされる笠岩や修行で愛用した法具・・・など 。。。。。
    また、「慈攪大師は71歳のときここで亡くなり、遺骸は入定窟に安置された」という話が伝わるほど円仁と立石寺の縁は深いようです。
    根本中堂には円仁により延暦寺から分灯された「不滅の法灯」が1000年を経た今も灯り続けています。

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    現在では円仁誕生祭や開山忌などの催し物も開催されています。
    鐘楼の右隣にお堂がありますが念仏堂であり修行道場と記述されています。 正式には常行念仏堂で円仁さんが唐に渡り持ち帰った「念仏三昧の法」を修めた道場で、 大師作の阿弥陀如来像が本尊とか。

    百丈岩の頂に建つ納経堂は経文を安置する堂で山内で最も古い建物です。
    そのお隣り開山堂は、慈覚大師の廟所で立石寺第六十五世情田和尚が嘉永4年(1851年)に再建しました。
    立派なお堂です。 堂内には、大師の座像が安置されており、朝夕、食飯と香を供えているなど未だ大師の精神が息づいているお寺です。

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